ゲートドライブ用絶縁トランス HTX8045C シリーズ

絶縁トランス HTX8045C シリーズは、HTX ファミリーで実績のあるチップ型の構造を持つトランスで、従来のコアとボビンを使った構造のトランスと比較して大幅な小型化を実現しています。このコンパクトな構造により、部品サイズが縮小されるとともに、製造効率が向上し、より効率の高いコストでの生産が可能になります。

シリーズ概要

特長

TI 社の UCC25800-Q1 や MPS 社の MPQ18913/14 などの SiC および GaN ゲートドライバに使用する絶縁型バイアス電源に最適化されている絶縁トランス
巻線間容量が 0.55pF と低く抑えられており、この結果低い EMI と高いコモンモード過渡耐性（CMTI）を実現
わずか 4.85 × 8.20 × 5.30mm の外形寸法にもかかわらず、一次二次巻層間絶縁耐圧は 5000VDC、3535Vrms（1分間）という、非常に高い耐圧（ハイポット）を実現
AEC-Q200（-40°C ～ +125°C）認証済み

アプリケーション

EV 用トラクションインバータ回路
EV 用モーター制御回路
EV 用オンボードチャージャー
EV 用充電ステーション
EV 用バッテリーマネジメントシステム
その他産業用途等幅広いアプリケーション

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HTX8045C シリーズデータシート（英文）PDF － 141.06 KB

シリーズ概要

HTX8045C は、HTX7045C と比較して高い絶縁電圧と低い巻線間容量（最小 0.55pF）を実現しており、オープンループ LLC トポロジを採用する絶縁型ゲートドライババイアス電源に最適な絶縁トランスです。これにより、超低 EMI ノイズ、高い CMTI（コモンモード過渡耐性）を実現しています。これらの特性は、SiC、GaN の化合物半導体を使った IGBT などの高周波スイッチング電源に特に効果的です。

HTX8045C は AEC-Q200 の認証部品で、自動車用トラクションインバータやモーター制御、自動車用オンボードチャージャー (OBC)、EV 充電ステーション、バッテリー管理システム (BMS)、自動車用 DC-DC コンバータ等の電気自動車だけでなく、その他さまざまな産業用アプリケーションに最適です。

ラインアップ

型番	Inductance at 0A (µH) (Tolerance: ±30%)	DCR max (Ω)	Leakage Inductance ±20% (µH)		Turns Ratio Pri : Sec	Capacitance max (pF)	Volt-time product (V-µs)	Isolation Voltage (Vrms)	Irms (mA)
型番	Inductance at 0A (µH) (Tolerance: ±30%)	DCR max (Ω)	Pri	Sec	Turns Ratio Pri : Sec	Capacitance max (pF)	Volt-time product (V-µs)	Isolation Voltage (Vrms)	Irms (mA)
HTX8045C-753ARC	75	0.345	9.1	9.1	1 : 1	0.55	21.6	3535	710
HTX8045C-104ARC	100	0.400	14.6	14.6	1 : 1	0.66	24.8	3535	790
HTX8045C-104DRC	100	0.410	12.5	5.6	1 : 0.67	0.64	25.9	3535	700
HTX8045C-104ERC	100	0.415	11.0	6.2	1 : 0.75	0.71	25.9	3535	670
HTX8045C-104FRC	100	0.405	10.7	7.4	1 : 0.83	0.76	25.9	3535	680
HTX8045C-114BRC	115	0.430	15.9	2.6	1 : 0.4	0.6	27	3535	650
HTX8045C-124CRC	120	0.450	14.8	3.8	1 : 0.5	0.68	28.1	3535	640