BES シリーズは、独自のガス検出技術を採用し、リチウムイオン電池パックやモジュールのベントおよび熱暴走の早期検知を目的としています。初期ベント時に一般的に発生する電解液蒸気を検知するとともに、熱暴走時に放出される水素や一酸化炭素ガスも検出します。これにより、リチウムイオン電池パックの熱暴走を早期に発見でき、適切な緩和策を講じることでリスクを大幅に低減することが可能です。さらに、複数のガスに応答するため、検知信頼性が向上し、偽陰性の発生も低減されます。そのため、再生可能エネルギー導入拡大に伴い、大型貯蓄電気設備への搭載に最適なセンサです。
特長
- センシング対象
- バッテリー電解液
- 水素(H2)
- 一酸化炭素(CO)
- 温度
- 湿度/圧力(カスタム対応)
- 変化率アルゴリズムにより、対象ガスのしきい値試験や検証が不要。
- 車載グレード:UN GTR 20、中国の GB38031、米国の NHTSA FMVSS 305A などの国際安全規制準拠
アプリケーション
- 乗用 EV バッテリーパックの安全監視
- 産業用ロボット・自動化設備のバッテリー安全監視
- 無停電電源装置(UPS)の熱暴走防止
- 産業用ドローン・自動搬送車(AGV)のバッテリー監視
- 太陽光・風力発電用二次電池蓄電システムの安全管理
- 工場向け電動フォークリフトや移動式バッテリー搭載機器の火災リスク低減
資料ダウンロード
BES シリーズ データシート(英文)PDF - 418.4 KB























