FreeRTOS PIC32CM Programming Seminar

PIC32CMファミリを使ったFreeRTOS実習講座2日間コース

本セミナーでは32ビットマイコンを使って、リアルタイムOS である FreeRTOS の使い方を実習形式で学習します。マイクロチップ社の最新 ARMアーキテクチャの32ビットマイコンを使い、FreeRTOS のタスクの作成方法から、Queue、Semaphore などのリアルタイムOS の各種 API の使い方を学習します。使う言語は C言語ですが、MPLAB Code Configurator(MCC)の「Harmony 3」と呼ばれるコード自動生成ツールを使いますので、分かりやすく実習中心のセミナーです。本セミナーで使うハードウェアは、PIC32CM Curiosity Nano Board を中心とした、セミナー用に開発した専用トレーニングボードで進めます。

セミナー概要

開催日時 2025年12月16日(火)~ 12月17日(水)
10:00 ~ 17:00(昼休み 12:00 ~ 13:00)
開催場所 グローバル電子 4階 中会議室 アクセス情報
講師 グローバル電子(株)顧問
後閑 哲也氏 プロフィール
受講対象者
  • リアルタイムOS が何かを知りたいと思っている方
  • FreeRTOS を使ってみたい方
  • PIC32ファミリで MCC Harmony 3 の使い方を知りたい方
  • 複数アプリの並列実行のプログラムを開発しようとしている方
  • Wi-Fi でインターネット経由のクラウドを使ってみたい方
修得知識
  • 32ビットマイコンで FreeRTOS の使い方を習得する 
  • MPLAB X IDE や MCC Harmony 3 の実際の使い方を習得する
  • 複合アプリの並列処理プログラムの作成方法を習得する
持参品 筆記用具 ※ノートPCはこちらで用意致します
受講料 50,000円(税込) ※トレーニングボードはセミナー終了後お持ち帰りできます
支払方法 振込(詳細はお申し込み後に、メールにてご案内いたします)
定員数 4名
主催 グローバル電子株式会社

カリキュラム

1日目

  1. セミナーの概要と環境

    セミナーで使うハードウェアとソフトウェアの環境についての解説
  2. Harmony 3 の概要

    コード自動生成ツール Harmony 3 の解説
  3. FreeRTOS の概要

    FreeRTOS の生い立ち、アーキテクチャの解説
  4. プロジェクトの作り方

    LED 点滅のプロジェクトで FreeRTOS の基本プロジェクトを作成
  5. タスクの作り方

    構成方法とコーディング方法、タスク制御の方法
  6. マルチタスキング動作のテスト

    タイムシェアリング動作の確認

2日目

  1. PIC32C ファミリの概要

    アーキテクチャ概要
  2. キューバッファの使い方

    シリアル通信の例題作成
  3. センサと LCD の制御

    I2C 通信とキューによるタスク間通信の例題作成
  4. セマフォの使い方

    通信の競合対応の例題作成
  5. Wi-Fi 通信とクラウド連携

    複合アプリによるマルチタスク動作の例題作成

講師プロフィール

後閑 哲也 Tetsuya Gokan

経歴 1971年 東北大学卒業後 大手通信機メーカにて各種の制御装置を開発
2003年 有限会社マイクロチップ・デザインラボ設立
現在の活動
  • マイコンや計測制御システムの開発コンサルタント、グローバル電子(株)顧問
  • 神奈川工科大学 非常勤講師としてモノづくりの基礎を指導
  • 書籍や雑誌記事の執筆
書籍
(技術評論社)
  • 電子工作の素(改定新版)
  • MCC、C言語によるPICプログラミング大全
  • 8ピンPICマイコンの使い方がよくわかる本
  • 逆引きPIC電子工作やりたいこと事典
  • IoT電子工作やりたいこと事典
主催セミナー