Interview with SCHURTER APAC President Kevin Turner

SCHURTER 社アジアパシフィック代表 Kevin Turner 氏インタビュー

SCHURTER アジアパシフィック代表 (President APAC) Kevin Turner 氏
Kevin Turner
SCHURTER AG
アジアパシフィック代表

スイス SCHURTER 社のアジアパシフィック代表 Kevin Turner 氏がお客様への訪問や製品レーニングのために来日された際、お話を伺いました。

Q1SCHURTER社のご紹介を簡単にお願いします。

SCHURTERは1933年に設立されたスイスのファミリー企業です。私たちの専門は、回路保護と電力品質において、簡単で安全なソリューションを提供する製品の設計、開発と製造です。弊社のラインアップは、ヒューズやヒューズホルダー、サーキットブレーカー、IEC コネクタ、電源入力モジュール (PEM)、EMC フィルタ、耐衝撃性スイッチなどを含みます。私たちは、スイスクオリティの代名詞である「イノベーションと高精度」に重点をおいています。

Q2競合と差別化した際、御社にはどんな強みがあると思いますか?

SCHURTERは幅広く相乗効果あるラインアップをもっています。私たちの製品は一般的に初期設計段階で選定されるものではありません。最終的に、限られた空いたスペースでの設計になります。そのため、要求仕様に見合う製品をエンジニアが簡単に選定できるよう、多数の製品ラインナップを提供しています。

また、私たちの得意とする種々の製品技術のノウハウを一つのパッケージに組み合わせることもできます。例えは、ヒューズの保護能力を超える大電流アプリケーションにおいて、PEMにサーキットブレーカーを統合することや、EMCフィルタ有無IECコネクタやPEM製品などです。

もう一つの重要な点は、弊社は開発から製造までのすべての機能を自社でもっていることです。これは製品だけでなく、製造ツールや金属プレス加工、射出成形、電気メッキ、オートメーションなどを含みます。そのため、私たちはお客様の厳しい要件に迅速かつフレキシブルに応えることができます。

Q3SCHURTER社の主要製品を簡単に説明してください。

SCHURTERは1933年にラジオ向けのヒューズメーカーとしてスタートしました。現在でも、ヒューズの生産を続けており、表面実装 (SMD) に重点おいています。旧来のSMDヒューズは二次側保護向けでしたが、私たちは1,500Aまでの遮断容量をもつ製品を提供できるので、一次側保護においても最適な選択として使用が可能です。

SCHURTERは現在でもヒューズホルダーのリーディングメーカーです。多種の実装タイプ、ターミナルタイプを提供しており、家庭用電気機器に適用される新しい IEC-60335-1規格(第4版)の厳しいグローワイヤー燃焼性試験の要件を満たすこともできます。

SCHURTERブランドは電源入力モジュール(PEM)製品で広く知られています。これらは、スイッチや回路保護、電圧セレクタースイッチやEMCフィルタが内蔵されているIECコネクタで、250VAC/16Aまで対応していた幅広い構成で提供しています。

Q4世界的に見た場合と、アジア、特に日本では、どんな市場を主なターゲットにしていますか?

世界的に見た場合、SCHURTERのキーとなる市場セグメントは医療、パワー、テレコム/データコム、産業機器と車載です。車載においては、特に「電気自動車」に重点をおいています。

私たちの製品は、全世界のミッドエンドからハイエンド機器のメーカーに採用されています。お客様の高い期待にお応えするため、高性能かつ卓越した信頼性で国際安全規格に適合した製品を提供しています。医療機器に適用されるIEC 60601-1規格の要件を満たしており、医療市場では、信頼されているメーカーです。また、産業機器に適している高い保護等級(IPレーティング)で耐久性の高い製品もあります。これらを踏まえ、日本における私たちのキーとなるターゲット市場セグメントはメディカル、産業機器・計測機器と考えています。

Q5日本市場で、最も成長の可能がある特定の産業またはアプリケーションはありますか?

私たちは日本の産業機器市場においてビジネス拡大を目指しています。ドイツではこの市場において大きな成功を収めています。ドイツと日本のお客様の要件には共通点がみられます。両国とも製品の技術的特性、品質と信頼性を強く求めます。これらはSCHURTERの強みです。弊社が取引をしている最も大きいグローバルカスタマーであるSiemens社から「優先サプライヤーと技術パートナー」の認定を受けていることを我々は誇りに思っています。

日本において興味あるもう一つの市場は車載で、「電気自動車」です。この分野では、多数の高度なマネージメントと制御回路において過電流保護を必要とされています。ボードレベル保護では弊社の標準ヒューズ製品は250VDCで1500Aまでの遮断容量に対応しています。一部の製品は車載用標準規格AEC Q200の認定も受けているため(他製品も申請中)、車載産業が追及する高信頼性要件にお応えできます。

Q6グローバル電子とのパートナーシップにおいて、今後どんな期待をもっていますか?

SCHURTERは欧州品質管理財団(European Foundation for Quality Management ? EFQM)が定めるBusiness Excellenceモデルを指導原理としています。このフレームワークでいう「Excellence」には「付加価値を提供するパートナーシップの開発と維持」の意味が含まれています。今後末永く日本でSCHURTERのビジネスを安定的に成長させていく上で、グローバル電子は、確立されたインフラと必要な技術的能力とリソースを持ち、付加価値をもたらす組織だと思います。

Q7最後に日本のお客様へのメッセージをお願いします。

イノベーション、信頼性と信頼を基にする日本のビジネス理念を、SCHURTERは賞賛するとともに共感しています。既存のビジネスパートナーに感謝の意を表して、更に、これから新しいお客様との関係を築き、お互いの成功に貢献できるよう努力していまいります。