
Q1まず、Cymbet社をご紹介ください。
Cymbet 社はマイクロエレクトロニクスシステム向けの薄膜全固体二次電池ソリューションのリーダー企業です。私たちは、環境にやさしく、かつ表面実装可能な薄膜全固体二次電池 EnerChip™ を世界ではじめて市場に送り出しました。EnerChip は、電子設計エンジニアにとってエンベデッド・パワーの新たな可能性を生み出す製品です。
例えば、ベアー・ダイもしくはパワー・マネージメントICと組み合わせ、医療やセンサ、RFID、産業、通信、ポータブル・エレクトロニクスなどの新しい蓄電のアプリケーションなどへの応用が期待されています。
設立は 2000 年で、製造拠点はミネソタ州 Elk River 市とテキサス州 Lubbock 市です。
Q2ターゲット市場を簡単にご説明ください。
Cymbet はお客様が直面する課題において3つのソリューションを提供できます。
第一は、RTC やマイコン、SRAM、タイマーなどのバックアップ用蓄電池です。既存のコイン電池や電気2重層コンデンサの置き換えができ、環境面、安全面の改善が見込まれます。
第二は、エンベデッド・エネルギーという分野です。お客様は自分のマルチチップ・モジュールまた SoC デバイスに Cymbet の EnerChip のベアー・ダイ電池を直接組み込むことができます。
第三は、エナジー・ハーベスティング市場があります。エナジーハーベスト向け制御プロセッサ CBC915 は MPPT 方式で発電されたパワーを全固体蓄電池EnerChip に蓄電することができます。モノのインターネット (IoT) やウェアラブル機器などに適した蓄電アプリケーションです。
Q3日本市場およびグローバル電子とのパートナーシップにおける期待を教えてください。
私たちは、日本は重要な市場と考えています。なぜなら、EnerChip の能力が発揮できる革新的な技術や製品が日々つくり出されているからです。
グローバル電子は、これらをつくり出す日本メーカーと長年にわたる信頼関係を築いている会社であり、私たちのお客様を成功に導く最良のビジネスパートナーと考えています。
Q4日本市場において、特に成長を期待している市場ありますか?
Enerchip のユニークな特性は幅広い市場に応用できます。そのため、コンシューマー・エレクトロニクスやアプライアンス、産業、ネットワーク装置、医療、ワイヤレス、ヘルスケア、フィットネス、運輸 、半導体など、多くの分野で成長が期待できると思います。
Q5最後に日本のお客様へメッセージをお願いします。
私たちは日本国内での技術支援を迅速にご提供できるよう経験豊富な日本人エンジニアを配置しています。グローバル電子とも強い協力体制を整えており、この体制のもとで、日本のお客様の革新的な製品の実現に貢献したいと考えています。どうぞご期待ください。
※ EnerChip は Cymbet Corporation の商標登録です。