HV7351 は、8 チャネルのプログラム可能な、RTZ (Return To Zero = 放電後急速0復帰) FET 内蔵、超音波送信ビーム・フォーマ IC です。医用超音波イメージング機器や NDT (非破壊検査装置) など、多チャンネル出力を必要とする超音波機器や、高速 pin ダイオード駆動回路に適します。
各バルサは、4種類のプログラム・パターンを格納するレジスタと連携している、64ビットのシフト・レジスタと、10ビットの遅延カウンタを持っています。そして、4種類のプログラム・パターンの1つが、出力の遅延を調整されて、出力されます。遅延カウンタは最大200MHzのクロックで動作し、5nsきざみで出力の遅延調節が可能です。
評価用デモボード | HV7351DB1 |
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デモボード (HV7351DB1) が用意されており、速やかに評価が行えます。

特長
- 8ch のアクティブな RTZ 内蔵により、基板実装密度と画像品質の向上が図られます
- 0 ~ ±70V、±3.0A の高出力により容量が大きな超音波のプローブをドライブすることも可能
- 4つの異なる波形を格納することで、シンプルな基板レイアウトと高速なフレーム・レートを実現
- 11mm x 11mm QFN-80 パッケージにより基板小型化に貢献
- 独立した遅延のプログラムによって、画像品質の向上が可能
アプリケーション例
- 医用超音波イメージング機器
- NDT (非破壊検査装置)
- 任意パターン発生器
- 高速 pin ダイオード駆動回路